さまざまな業界で活躍する
キーエンスのファクトリー・オートメーション技術
「自動車」「半導体」「液晶」「電気・電子」「金属・工作機器」「食品・薬品」といった業界でのファクトリー・オートメーションの役割は、別ページでご紹介していますが、そのほかの業界でもキーエンスの技術が活躍しています。たとえば物流や小売り、環境インフラやバイオ、ITや通信分野などです。こちらでは、拡大し続けるファクトリー・オートメーションの事例を中心に、さまざまな業界が抱えている課題とその解決提案をご紹介します。
物流・小売り業界における
ファクトリー・オートメーションの役割
インターネット通販が広がる中で、物流・小売り業界は新しい形に変化しつつあります。一方で物流コストがかかるようになるといった弊害もあります。そのような課題に対してもキーエンスはお応えしています。
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2次元コードによる商品管理 ハンディターミナル「BT-Wシリーズ」は、バーコードはもちろん2次元コードや文字認識に対応。1台でさまざまな商品管理ができます。
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パレット積み込みの自動化 産業用ロボットと画像センサを組み合わせたロボットビジョンにより、段ボール箱の認識と位置決めなどを自動化することが可能です。
樹脂/成形業界における
ファクトリー・オートメーションの役割
プラスチックやABSなど、身の回りにはさまざまな樹脂商品がありますが、たとえばバリの確認や除去、射出成型時の温度や圧力管理、検査工程などは人間の目に頼る部分も多くあります。こちらでは、ごく一部ではありますが、樹脂/成形業界におけるファクトリー・オートメーションの活用事例をご紹介します。
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成形器内ワーク温度計測 金型はもちろん、成形後のワークの温度を計測し、生産管理することで不良品削減につなげます。デジタル放射温度センサ「FTシリーズ」であれば、非接触で温度計測が可能です。
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高粘度な流体の圧力検出 センサ内部に圧力管部がなく、詰まりが発生しないステップフラッシュダイヤフラムを採用した圧力センサ「GP-Mシリーズ」なら粘度の高い材料の圧力計測に対応します。
鉄鋼業界における
ファクトリー・オートメーションの役割
高炉を使って製鉄し、調整を加えることで鋼をはじめ、さまざまな鉄鋼材料を生産する鉄鋼業界は、高温な環境下での過酷な作業が多く、人間にできない工程も多数あります。そのような鉄鋼業界では、センサやファクトリー・オートメーションが活躍しています。
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高温な金属の寸法測定 測定が難しかった高温の金属も、非接触タイプのレーザ変位計「LK-G5000シリーズ」を使えば厚みや幅などの寸法測定ができます。
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鋼板の外観検査 最新アルゴリズムを採用した画像処理システム「XG-Xシリーズ」にラインカメラを組み合わせることで、光沢があり、高速で流れる鋼板表面の傷や欠陥を判別可能です。
バイオ業界における
ファクトリー・オートメーションの役割
製薬会社や再生医療関連企業、そのほか最先端のバイオテクノロジーに従事するバイオ業界とファクトリー・オートメーションは、あまり関係がないように感じるかもしれません。しかし、キーエンスの技術は、バイオ業界の研究開発にも役立っています。
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各種工学フィルム観察 形状解析レーザ顕微鏡「VK-Xシリーズ」なら、従来は観察できなかったような各種工学フィルムの奥まった部分まで観察できます。
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眼球観察・測定 実態顕微鏡では凹凸が大きくピント調整が難しかったケースでも、デジタルマイクロスコープ「VHXシリーズ」なら簡単に観察することができます。